活用方法
職人顔辞典に登録した職人のプロフィールや作業風景を表示
「SAN/CHI2021」に参加した眼鏡関連企業7社の職人を顔認証アプリNameVisionの「職人顔辞典」に登録し、非接触型のコミュニケーションを可能にしました。
東京の小売店・アンテナショップの消費者は、オンラインで繋がれたイベント会場の職人の映像や画像にスマホをかざすことで、作り手のプロフィールや作業風景等の詳細背景を知ることができました。
活用した所感
スマホで顔認証というカジュアルなUXが面白い
眼鏡には200、300の製造工程があり多くの職人さんが関わっていますが、ほとんどの人は知られていないので、どうにかして間にいる職人さんにスポットライトを当てたいと思っていました。
職人さんは口下手な人も多いのでスマホで顔認証するというカジュアルなUXで、その人の想いや情報にたどり着き、購入もできるNameVisionは非常に面白いと思いました。

導入の効果
口下手な職人の想いや仕事ぶりが可視化され職人の自己肯定感も高まった
実証実験に参加した眼鏡メーカーからは「職人たちがそれまで上手く伝えられなかった自信の想いや仕事ぶりがアプリを通じてオープンに可視化され、それにより自己肯定感が高まり、彼らの表情も変わった」と好評で実証実験に参加しなかったメーカーからも「うちの職人も取り上げてほしい」と積極的な声も聞かれ、東京・日比谷の小売店店長から「斬新。もっと登録者が増えたら店舗で使いたい。」という感想もいただきました。
今後の目標や展望
海外市場や、他産業にも展開していきたい
今後は、職人顔辞典の登録者を増やすだけでなく、情報を英語化して海外市場に売り込むことも検討しています。
また、眼鏡に限らず、他産業の新たな販促ツールとしても大きな可能性があると感じていますので、漆器、繊維へも展開していきたいと思っています。
INTERVIEW

会社名:鯖江商工会議所
お名前:田中 英臣
役職:経営支援課 課長